普通科だけではなく、特色あるコース制度を導入する高校が増えてきました。4年前に男女共学校となった東北生活文化大学高等学校(以下「生文高」)もその一つ。
今回はその生文高へうかがって、入試広報をご担当されている伊藤先生と小野先生に、好評なコース制度の内容などをお話し頂きました。
生文高の教育に対するモットーなどを教えてください
「励み」「謹み」「慈み」という三つの言葉を建学の精神として、「生徒一人ひとりの心に迫る教育」で「調和のとれた、愛情豊かで、実践力に富む人」を育てることを目標として掲げています。
最近では国公立・私立大への進学実績も伸びてきていますし、ソフトボール部など運動部も活躍しています。今年は硬式野球部も新設いたしましたので、これからに期待しています。
保育コースや美術コースなど、多彩なコース制度を設けておられますが、特徴的な内容などをご紹介ください

美術コースの学生が作品づくりに
没頭できるよう、先生が個人専用の
テーブルを作ってくれた!
普通科の「保育コース」では、実際に子どもと接する機会が好評ですね。
同じ学校法人の中にますみ幼稚園とますみ保育園があり、生文高の学園祭に園児を招いたり、逆にクリスマス会などの際に保育実習として伺ったりもしています。コースの3分の1から4分の1が男子生徒で、保育園の園児達には、特に人気がありますよ。
普通科の「美術コース」は、入学希望者が多く、人気があります。
学校のイベントポスターや広報資料を生徒自ら作成したり、各種のコンペに積極的に出品するなど実践的な活動が特徴的です。また、病院に作品を提供する「ヒーリングアート研究会」や、民話などをパソコン上で上演する「宮城伝承文化研究会」などの生徒の主体的な諸活動は県内でも大きな評価を得ており、全国版のテレビでも放映されました。

保育コースでは、短大や専門学校で
習うような、ピアノ、お遊戯、おもちゃ
作りなどを先取りで学べてスゴイ!
商業科を設けていることも本校の特徴の一つです。コンピュータに関する授業が多い「情報ビジネスコース」、会計分野やマーケティングを重点的に学ぶ「経営デザインコース」の二つのコースがありますが、こちらには在校中から資格を取る生徒が多いですね。
全商簿記検定の1級、日検の文書デザイン検定や情報処理検定の1級を取った生徒もいます。取得可能な資格の中には、授業を受けることで認められる検定もありますよ。
なぜ、このようなコース制度を採用したのですか。また、評判はいかがですか?

商業科の生徒が資格取得や、
技術習得のために頑張っていれば、
先生もとことんバックアップ!
各コースに特色を持たせることで、自分が持っている優れた能力をしっかりと見出し、生きていく上で必要な力を一早く身に付けてもらうためです。
また、自分と同じような目標や考え方を持った仲間がクラスに多いことから、これまで諸事情で学校に通うことが困難だった生徒も、雰囲気が合うので学校に来やすくなったと言っています。さらに、兄姉からこうした状況を聞いて本校に興味を持ち、兄弟揃って入学してくる生徒さんが多く、なったということも、コース制度を導入した成果だと思いますね。
最近の取り組みで、その他に好評なものはありますか?
スクールバスが生徒ばかりではなく、保護者の方からも好評ですね。
特に、学校まで来るのに乗り継ぎが必要な地域にお住まいの生徒さん、例えば大和町や富谷町などの生徒さんは、通学時間がとても短縮できて自分の時間が増えたと喜んでおります。
値段が安く、経済的な負担が減るので、保護者の方々にも好評ですね。
4年前から男女共学校となりましたが、以前とどのように変わりましたか?

廊下には各種検定合格者の名前が
誇らしげに掲示されている
プラスになったことが非常に多いですね。男女共学化になる際には様々な心配もありましたが、実際は良い影響ばかりでした。
特に生徒会活動を始めとする、様々な活動がとても活発になりました。お互いに刺激し合っているのだと思います。
街頭募金などのボランティア活動も、以前より盛り上がり士気が上がっていました。
地域の方々からの評判は、「男子が入って活力が出ましたし、女子の服装や態度がしっかりとしてきた」という外部の評価が多いですね。
全体として、互いを尊重し合って、活気がありながらも、なごやかな雰囲気になったと思います。
中学生や保護者の方を対象とした説明会はございますか。
ございます。第1回目は7月14日(土)に学校施設見学会を開催いたしますので、ぜひお越し頂いて、学校の雰囲気を見たり、わからないことを質問してください。
大きいものは合計で4回ございますので、その他の日程については、入試広報室にお問い合わせください。また、ご連絡いただければ随時見学も出来ます。
最後に、生文高に入学を希望していたり、検討している中学生へ、一言メッセージをお願い致します。
生文高の全ての教師は、今は表面には出ていなくても、あなた方の一人ひとりが持っている素晴らしい力を全力で見つけ出します。
何かに悩んだり、壁にぶつかっても、必ず先生は見守り、協力し、最後まで共に歩いていきます。
みなさんの入学をお待ちしています。
東北生活文化大学高等学校 High School Data
場所 |
宮城県仙台市泉区虹の丘一丁目18番地 |
学科 |
普通科
|
美術コース
生活文化コース
保育コース
進学コース
総合教養コース |
商業科
|
交通案内 |
宮城交通バス:「三島学園東北生活文化大学・高校前」バス停下車すぐ
地下鉄:「八乙女駅」より徒歩20分 |
入試に関する
お問い合わせ先 |
東北生活文化大学高等学校 入試広報部
〒981-8585 仙台市泉区虹の丘一丁目18番地
TEL:022-272-7522
WEB:http://www.mishima.ac.jp/ |